10月26日に開催された「入管法判例分析と入管関係最新情報」第2回の講義についてレポートします。
今回の講義は、前回の復習でもある、判例を利用する際の注意点に関する説明から始まりました。様々な事情が絡み合う複雑な案件や、許可になるか不許可になるか微妙な案件を我々入管行政手続の専門家が取り扱うとき、申請人にとって有利な土俵を設定するため、判例を利用して裁量統制や事実認定統制を行うことは必須となりますが、その際、使用する判例の射程範囲に関する理解が何よりも大切であることが、繰り返し説明されました。