第6回 研究会セミナー オーストラリアの観光ビザについて

◆開催日: 2012年7月9日(月)18:00~20:30
◆タイトル: オーストラリア観光ビザについて
◆講  師: 足利 弥生
         AOM Visa Consulting代表
         元・オーストラリア大使館査証担当官

◆概要:   ・移民法の種類と法解釈・代理申請の立場
・観光ビザ 実務編 <ケーススタディ>

【セミナー結果報告】
今回はワークショップ形式のため、最初から2グループに分かれて座った。内容は
1. 前回第2回目<投資ビザ>講義のレビュー
2. オーストラリア 移民法の種類と法解釈・代理申請の立
3. オーストラリア 観光ビザ 実務編 <ケーススタディ>

の三部構成である。

「1.」の前2回の講義のレビューで頭を入管法からオーストラリア移民法に切り替えるとともに、債務危機に陥ったギリシャからオーストラリアへの移民が増えていること、資源開発で技能労働者の不足から技能ビザ発給を迅速優先的に処理すること、など旬な時事ネタもご説明頂いた。資源開発の人材不足から日本の「技能」にあたるトラック運転手でも年収は約750万円だという。技能をお持ちで英語が話せる日本人は就職難の日本を離れ、しばらくオーストラリアに行くのもひとつの方法かもしれない。

「2.」では実際の条文を見ながら、法がどのような構成になっているか、大体どこにどのようなことが書いてあるかを教えて頂いた。独学ではこんなに要点をすぐ把握することは難しいと思われた。

「3.」のケーススタディでは、3つのケースを元に、このような人が大使館に観光VISAの申請に来たときに、必要書類は何で、チェックポイントはどこか、をグループ毎に検討し発表した。個人的にちょうど外国の方からVISA申請が拒否されたという相談を受けていたときでもあり、大使館がどこをチェックするかというのはとても参考になった。

はからずも入管法大改正の記念すべき日のGVF、新しい方も半分くらいおられ、「ためになった。また是非参加します」と言って頂き、有り難かったです。

恒例おしゃれイタリアンでの懇親会も盛り上がり、終電を逃した方もいたとかいないとか。

8月25日(土)14:00~16:00には足利弥生先生がオーストラリア移民法について臨時GVFを開催してくださいます。今回参加できなかった方もご参加お待ちしております。
★申込先: info_gvf@immigration-law.jp