昨年の12月10日、当会とビザ衛門塾との合同セミナーが開催されました。
少し時間が経ちましたが、その時のセミナーレポートです。
第1部はビザ衛門塾を開催されておられます行政書士の丹羽先生より、短期滞在についてご講義を頂きました。
豊富な事例をご紹介された丹羽先生のご講義は大変勉強になったと、参加者して頂いた方々より賞賛の声を頂きました。
第2部はイタリア、アメリカのビザ制度について、Marco Mazzeschi弁護士、Michael B. Dye弁護士からお話を頂きました。
日本、イタリア(EU)、アメリカのビザに関して一度に学べる大変素晴らしい機会だったと思います。イタリアやアメリカのビザについて学ぶことは、一見すると日本のビザとは関連がないようにも思えます。
しかし、「他の制度と比較しつつ、日本のビザを学ぶ」ことで、逆に日本のビザの理解をより深められるのだと改めて感じました。また、夜の懇親会も多くの先生方とゆっくりと交流できたことは大変大きな収穫となりました。
また、第2部で講師をして頂きましたMichael B. Dye弁護士から、次のようなコメントを頂いております。
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【Michael B. Dye弁護士コメント】
Thank you for the opportunity to speak with such a talented and experienced group of immigration law practitioners. I was impressed with the discussion and questions, and found the entire group to be engaging. I learned as much from the attendees, as I hope they learned from our presentation. The new administration under President Trump has officially started to implement changes to U.S. immigration policy, and is prepared to make an announcement on 25 January 2017 regarding specific additional changes to immigration restrictions and limitations of visitors from certain designated countries. Changes are also coming related to trade policy and treaties, including NAFTA. Thank you.
(日本語訳)
この度は、素晴らしい才能と経験をお持ちの移民法実務家の方々とお話できましたこと感謝申し上げます。皆様の議論や質疑に感銘を受けましたとともに、皆様お一人お一人が真剣に取り組んでおられることを感じました。私は、私は出席された方々から多くのことを学びました。皆様も私のプレゼンテーションから何かを得られましたら幸いです。トランプ新政権が正式に始まり、米国の移民法政策が変わり始めました。既に、2017年1月25日に特定の国々から入国した人々に対する規制や制限を実施することが正式に発表されました。また、NAFTAを含む貿易政策や協定にも政策変更が見受けられていることをお伝えしたいと思います。ありがとうございました。
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このようなイベントが、毎年恒例となりますことを願っております。
文責:木島