イミグレーションロー実務研究会では、本年度より外国人大賞 The Best Gaikokujin Awardの選考と顕彰を行うことに致しました。そして、第1回外国人大賞は、選考の結果、プロ野球球団横浜DeNAベイスターズのアレックス・ラミレス監督に授与することになりました。受賞分野は「外国人最高指導者賞 The Best Gaikokujin Leader Award」としました。
12月10日のパーティーで授賞式をする予定でしたが、残念ながら海外に渡航するご予定であったため事前に授賞式を行い、ビデオ撮影をさせて頂きました。
パーティーでは、ラミレス監督のビデオメッセージの上映をして、会場は大いに盛り上がりました。なお、パーティーには、外国人手続専門の行政書士の他に、イタリアとアメリカの移民弁護士、日弁連の国際活動に関する役員弁護士、法律データベース提供の世界最大手のレクシスネクシス社の編集者、国立大学の研究者など多彩な参加者があり、楽しく交流を深めることができました。
※ラミレス監督の受賞コメント
氏名:アレックス・ラミレス(プロ野球チーム横浜DeNAベイスターズ監督)
国籍:ベネズエラ
受賞理由:
横浜DeNAベイスターズの新人監督として前年最下位のチームをクライマックスシリーズ出場させるまで変身させた。自ら投手にサインを送る等の方法でバッテリーの配球を一新し投手陣を安定させたほか、データの重視、若手選手の抜擢、選手の状態を見極めた起用、忍耐強く一貫した采配など、指導者として卓越した才能を発揮したことは多く報道されている。日本人を含めた全監督の中でも最も監督としての能力があるとの評価もしている記者や専門家も少なくない。「選手が主役」であることを実践し、自分が選手時代にあげた輝かしい実績を誇示することなく、広報面では選手をたてることに徹しており、人格者としての評判も高い。12球団中の最低年棒のチームを明るく闘う集団に変革して、上位に浮上させたのは、同監督の手腕であると評価されていて、本賞の最高指導者にふさわしい実績を2016年中にあげた。
なお、選手時代は2013年に日本球界通算2000本安打を達成し、外国人枠適用経験選手では史上初の名球会への入会を果たした。王貞治の7年連続を更新し、8年連続100打点超えの記録を持つ。首位打者1回、打点王4回、本塁打王2回、MVP2回。
本外国人大賞の趣旨は「イミグレーションロー実務研究会会員の関係した外国人で年度中最も日本国に貢献した指導者又は専門家を選出し表彰する。表彰をすることをもって、日本での外国人の活躍を応援し、日本社会での外国人の重要性への理解を深めることを目的とする。」で、スポーツ界から別の著名人の応募もありましたが、その中でアレックス・ラミレス氏が日本社会への貢献という点でより優れていたということで選出されました。ラミレス氏のビデオメッセージはその趣旨を理解された上での、後に続く外国人への応援メッセージともなっています。ありがとうございました。
Alex Ramirez won the prize presented by JILPA
Japan Immigration Law Practitioners Association (JILPA), also known as Immiken, is very pleased to announce that Alex Ramirez, the field manager of Yokohama DeNA Baystars of Japan professional baseball league, was selected as the winner of the Best Gaikokujin Leader Award 2016.
The reason for his selection is his contribution to the Japanese society by demonstrating excellent and creative leadership skills as the manager of the baseball team.
Since he could not attend our party on December 10, 2016, he sent a video message expressing his gratitude to the JILPA members and giving words of motivation and encouragement to the foreigners living in Japan. The said video was shown at the party.