2016年３月２９日（火）、国際業務の第一人者でいらっしゃる弁護士・山脇康嗣先生に「特定行政書士としてできる入管手続き」について、ご講義を頂きました。

当日は、58名という多数のご出席をいただき、山脇先生の白熱した講義にあっという間の2時間半でした。

入管手続きの中で、特定行政書士として具体的にどの部分で関わるのかを改正行政書士法から読み解き、後半では具体的な手続きの進め方を先生の書かれた理由書などを見ながらお話しいただきました。先生の理由書は、憲法、人権条約、学者・弁護士の意見、判例などを踏まえ、完璧な理論武装したもので、通常の入管業務においても大変参考になるものでした。

特定行政書士がなしうる業務は、手続きも内容も「極めて法律家らしい」という先生の言葉は誇張ではなく、単なる「取次」の枠をはるかに越える業務拡大の可能性を感じることができました。

次回のセミナーは、いよいよ山脇先生の名著を使った実践的スキルを上げる10回シリーズ、「詳説 入管法の実務（第１回）」が始まります。本には書けなかった、出版の後に改正になった点など大量の追加資料がある予定です。皆様のご参加お待ちしております。

記事：世利寿美